先日、地下鉄で列車がベビーカーをドアに挟んだまま発車する事故がありました。消費者庁には、公共交通機関におけるベビーカー利用の際の事故情報が医療機関(※)から寄せられています。
「電車からホームに降りる時、段差に引っ掛かり、ベビーカーごと前方に回転するように転倒。唇を打撲・受傷。」(1歳)
「電車に乗り込もうとした際、子供がベビーカーから立ち上がり転倒。電車とホームの隙間に落ちそうになった。ベルトをしていなかった。」(1歳)
ベビーカーで電車やバスに乗降する際、段差でつまずいたり、隙間や溝に車輪が挟まったりするなど、思わぬ事故につながることがあります。ベビーカーを使用の際にはシートベルトを必ず着用し、注意して操作しましょう。
また、駅のホームやバス停、車内で止めている間は、ストッパーをかけ、しっかり手も添えるようにしましょう。
(※)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成27年10月時点で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
(参考)
・国土交通省「『公共交通機関等におけるベビーカー利用に関する協議会』決定事項の公表について」
・過去の関連メール
Vol.255 ベビーカーの安全な使用のために
引用サイト:過去の「子ども安全メール from 消費者庁」2016年4月14日配信より
(http://www.caa.go.jp/kodomo/mail/past/)