虫の活動が活発になる季節となりました。アリやゴキブリなどの駆除用の置き餌タイプの殺虫剤による事故情報が、医療機関(※)等から寄せられています。
「アリの巣駆除用殺虫剤の顆粒を幼児(2歳)が食べてしまったところ、お腹が不調になった。」
この種の殺虫剤は、虫の通り道になっている部屋の隅や庭に置くため、視点の低い子供が見つけやすく、好奇心から触ったり手に取ったりして、口にする可能性があります。
殺虫剤は容器に入っていても、虫が入り込むための隙間があるので、殺虫剤がこぼれたりして、容器の隙間から子供が殺虫剤に直接触れてしまうおそれもあります。
子供が危険性について理解できない年齢等の場合、子供の手が届くところや見えるところには殺虫剤を置かないようにしましょう。万一、子供が口にしてしまった場合、殺虫剤の成分により対処法が異なるので、医師や緊急の相談窓口の指示を仰ぎましょう。
(※)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成26年12月時点で24機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
(参考)
・緊急の相談窓口
「公益財団法人日本中毒情報センター 中毒110番」
<大阪> 072-727-2499(365日 24時間対応)
<つくば>029-852-9999(365日 9~21時対応)
<つくば>029-852-9999(365日 9~21時対応)
「小児救急電話相談」
<全国共通短縮番号> #8000
・過去の関連メール
Vol.140 ホウ酸団子の誤飲事故ご注意!
引用サイト:過去の「子ども安全メール from 消費者庁」2015年6月25日配信より
(http://www.caa.go.jp/kodomo/mail/past/)