子供にサプリメント(※1)を飲ませて、健康被害が発生したという事故情報が寄せられています。
「孫にブルーベリー入りの健康食品を1粒飲ませたところ、約2時間後に顔に発疹が出た。」
「海藻サプリメントを家族で飲んでいたら、子供に湿疹が出た。」
「子供向けプロテインを購入し、表示どおり牛乳に混ぜて飲ませたところ、喉が腫れて息ができなくなった。」
母親の8%が乳幼児にサプリメントを与えたことがあり、そのうち3割は製品の詳細を把握していなかったという調査(※2)もあります。
子供に対する有効性と安全性が確認されているサプリメントはほとんどありません。特に小さな子供は体が発達途中であり、有害な影響を受けやすいと考えられています。子供のサプリメント利用については、必要性や安全性を十分考慮し、慎重に対応することが必要です。
(※1)ここでのサプリメントとは、いわゆる健康食品と呼ばれているもののうち、カプセルや錠剤、粉末、顆粒、抽出エキスなど、通常の食品とは異なる形態をしたものとします。
(※2)厚生労働科学研究「いわゆる健康食品による健康被害情報の因果関係解析法と報告手法に関する調査研究」(平成26年4月公開)
(参考)
・厚生労働省 食品安全関係のパンフレット「健康食品の正しい利用法(平成25年3月改定)」
引用サイト:過去の「子ども安全メール from 消費者庁」2015年 9月3日配信より
(http://www.caa.go.jp/kodomo/mail/past/)