安全を優先し、愛情豊かに、
みんなで子どもを育てられる環境を追求しましょう。
そのために、子どもの特性を知ること、子どもの事故を知ること。
そして、事故は予防できることを知りましょう。
0歳から19歳のこどもの死亡原因の第1位は、病気ではなく、“不慮の事故”であることをご存知でしょうか?しかも過去50年、こどもの死亡原因の1位は不慮の事故のまま、ずっと変わっていません。なぜなのでしょうか。これまでは、こどもが不慮の事故に遭って傷害を受けても病院で治療を受けるだけで完結してしまい、事故に対する具体的な予防策がとられないまま“もっと気をつけなさい!”というお母さんへの注意喚起で終わってしまっていました。 しかし、実際にはこどもの事故の原因は、親が目を離したからという不注意や、こどもの無防備な行動だけではありません。製品の欠陥による事故や、事故がどのように起こるかという情報を社会が共有できずに対応が遅れてしまうことなども大きな原因です。大村市は、この深刻な状況を打破し、不慮の事故からこどもを救うために、”Love&Safetyおおむら:こどもを事故から守るプロジェクト”を立ち上げ、大村市に住むこども達を事故から守る社会のシステム作りをはじめました。
具体的には、大村市内の医療機関および消防署などで、こども達の事故に関する情報を収集し、これを研究機関である産業技術総合研究所に送ります。ここでは工学的な手法を用いた解析を行い、その情報から大村市に必要な課題を明らかにします。そしてこの科学的な解析によって明らかになった情報を大村市全体で共有し、早期の予防対策や効果的で持続性のある社会の取り組みに繋げて行くのです。このプロジェクトには、その他に大村市教育委員会、保育園、幼稚園などの教育機関や警察がネットワークに参加しており、日本でも他に例のない地域一体型の社会システムの構築を目指しています。事故は防ぐことが出来ます。こどもを一人たりとも、不慮の事故で失わないために、私たちは前進していきたいと思っています。
⼦供達の未来を守るために、
私たち⼤⼈に何ができるだろう。
想像しよう、創造しよう。
子ども安全管理士とは、安全を優先し、愛情豊かにみんなで子育てができる環境を追求するスペシャリストです。
確かな知識を習得する努力を惜しまず、得られた知識を活用し、子どもを最優先として安全な環境を整えるためのリーダーを育成します。
私どものNPOは、2011年の東日本大震災の5日前に偶然にも立ち上げたので、震災と同じ年月で活動を行なっており、こちらが組織図です。私どもNPOと大村市が中心となり、大村市内の全医療機関、教育機関、警察、消防そして東京の研究機関と一緒に活動を行なっています。