消費者庁には、子供を抱っこやおんぶしながら調理していて、子供がやけどをしたという事故情報が、医療機関(※)から寄せられています。
「親が味噌汁を調理中に、おんぶされている子供が後ろから鍋に手を入れてしまい、Ⅱ度熱傷。」(0歳)
「子供を抱っこひもで抱っこしたまま調理中に、ガス台奥の壁に掛かっているフライ返しを取ろうと親が前かがみになったところ、フライパンの外側に子供の手が当たってしまった。Ⅱ度熱傷。」(0歳)
子供をおんぶしながらの調理では、子供の動きを把握しにくく危険です。また、抱っこされた子供は親よりもコンロや調理台に近いため、親の何気ない動きや、子供の予期しない動きが、子供のけがや、やけどにつながります。
抱っこやおんぶしながらの調理は避け、やむを得ない場合には、親自身の動きだけでなく子供の動きや位置にも十分注意しましょう。
(※)消費者庁は国民生活センターと共同で、平成22年12月から、医療機関(平成27年10月時点で30機関が参画)から事故情報の提供を受けています(「医療機関ネットワーク」事業)。
引用サイト:過去の「子ども安全メール from 消費者庁」2016年6月2日配信より
(http://www.caa.go.jp/kodomo/mail/past/)